「すずめの戸締りってどんな作品だろう?」
「面白い作品なのか、感想を聞いてからみて見たい」
2022年に公開された「すずめの戸締り」ですが、今年の4月からネットフリックスで配信が開始され、再び話題になっています。
これから「すずめの戸締り」の口コミが知りたい人や、どのような作品なのか気になる方に向けて、感想やネタバレをまとめてみました。
個人の感想なので、一意見として読んでいただけると幸いです。それでは本題に入っていきましょう。
あらすじ
―新ビジュアル解禁&公開日決定—#新海誠 監督 最新作
— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) April 8, 2022
『#すずめの戸締まり』
ヒロイン #すずめ (鈴芽)の
ビジュアルが初お披露目✨
少しだけ開いた扉と小さな木製の椅子
が意味するものとは…🚪
そして公開日が11月11日(金)に決定👏
動き出した本作にご期待ください!! pic.twitter.com/GMoKZc3FyY
すずめの戸締りは、「君の名は」でお馴染みの新海誠さんが描いた冒険ファンタジーです。
物語の主人公である女子高生の岩戸鈴芽(いわとすずめ)は、幼い頃に亡くした母?の夢を見た。
幻想的な夜景と広い草原の中ですずめ(幼少期)は、泣き叫びながらお母さんを探している。
目が覚めた時にはすずめは泣いていた。
その日の朝、すずめは閉じ師という青年の宗像草太(しゅうぞうそうた)と出会う。
閉じ師というのは各地で起こるミミズ(地震)を止めるための仕事である。
ある事を境に、すずめは閉じ師の手伝いすることを決め、草太と一緒に日本中を旅する。
視聴後の感想
すずめの戸締まりを初めて見たときの率直な感想としては、”面白いがしっくり来ない”です。
個人的には映像は綺麗で見やすく、声優の演技も上手い上にアクションシーンも面白いと思いました。
しかし、難解な部分が多かったり、意味がわかったとしても自分はなんかしっくり来なかったんですよね。
人によって感性や価値観は違うので、そういった部分では自分に合わなかったのかもしれません。
ですが、インパクトやストーリー構成が分かりやすかったことから、最後まで楽しんで見ることができました。
おすすめポイント
- 映像が綺麗
- 細やかな現代と昭和の組み合わせ
- SF要素が含まれている
- 濃くない恋愛シーン
次はすずめの戸締まりのおすすめポイントについて見ていきましょう。
映像が綺麗
#鈴芽
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 5, 2024
「お返しします!!」
この言葉は原菜乃華さんが特に好きなセリフなのだそうです。「草太さんの“お返し申す”が戦隊ものの決めゼリフみたいでかっこいいなと(笑)だから私も“お返しします”が言えた時はすごく嬉しかったです!」とコメントしています。#金ローですずめの戸締まり #すずめの戸締まり pic.twitter.com/Z0NskrcSCO
- 艶やかな海
- 山奥から見る廃墟となった町の景色
- 水溜まりの真ん中にあるドア
- 都会の風景
- 夜景と広大な草原
新海誠さんの作品は映像が綺麗なことで有名であり、作品の醍醐味みたいなものですが、今作でも美しい風景が見られました。
とにかく綺麗すぎて、たとえ内容が空っぽだったとしても映像だけでも最後まで見れてしまうクオリティーです!
現代と昭和の組み合わせが細かく含まれている
- スナック
- 90年代の曲
- 昭和の価値観
現代的なSNSやウーバーイーツ、昭和なスナックや懐メロなど、バランスよく組み合わされています。
深海誠作品は10代~20代に向けた作品ですが、昭和の部分もチョイスもされていたため、年配の方でも共感できる部分があります。
SF要素
「君の名は」や「天気の子」に因んで、「すずめの戸締まり」でもSF要素があります。
例えば、廃墟にある扉を開けると常世(とこよ)という、あらゆる時間が集約された死者の世界など。
異世界ファンタジーや未確認飛行物体が好きな人は楽しむことができます。
恋愛要素
こちらも過去作同様、恋愛要素も含まれています。ただ、恋愛展開は強く表に出すことはなく、控えめな感じでした。
でもそれが良いんですよね!キスシーンなどもありますが、ドキっ!とするような感じではなく、薄めで「良い感じじゃん」みたいな(伝わるかな?
シリアスな展開ではハラハラしますが、合間に入ってくる恋愛シーンが緩和されるので一息つきながら見れました。
「すずめの戸締り」を勧められる人
- SF要素を見るのが好き
- 映像を楽しみたい
- 和風や古典的なものが好き
ここからはすずめの戸締まりを勧めたい人の特徴について解説していきます。
自分に当てはまったら、ぜひご覧ください!
SF要素や考察するのが好き
上記でも述べましたが、作品では難解な部分であったり、SF要素が多いです。
YouTubeなどでは裏設定なども解説されているので、SFアニメをよく見ている人であれば理解しやすいかもしれません。
映像を楽しみたい
映像が綺麗なので、「君の名は」や「天気の子」のように映像を楽しみたい人はおすすめです。
和風や古典的なものが好き
「要石」や「珍獣」など、日本の伝承に出てくる生き物や古典的なものが登場します。
深海誠さんの作品を初めて見る人であっても、和風感や古典的なものが好きな人は楽しく見ることが出来るでしょう。
「すずめの戸締り」を勧められない人
- 自然災害にトラウマがある人
- 感情を大切にしている人
次はすずめの戸締まりをおすすめ出来ない人の特徴について解説していきます。
上記の特徴に当てはまった方は、最悪な作品だと感じてしまうかもしれないので、おすすめできません。
自然災害にトラウマがある人
すずめの戸締まりでは、「地震」やトラウマを想起させるようなアラート、携帯の「緊急地震速報」の不気味な着信音が鳴り響くシーンがあります。
また、主人公であるすずめは地震で母親を亡くした過去があるため、それがリアルで心苦しく感じられるかもしれません。
深海誠の作品では自然災害がよく出てきますが、これまでは現実とはかけ離れた”彗星の落下”や”雨が毎日降り続ける世界”であったため、見るに問題ありませんでした。
しかし今作では、東日本大震災を元に作られた作品であるため、見る人によってはトラウマになります。
Q.すずめのバックグラウンドにもかかわるテーマですが、これは東日本大震災を描いた映画と言ってよいのでしょうか?
A.そう思います。映画では固有名詞を用いてはいあにですが、小説版では明確に2011年に日本の東側で列島の半分が揺れるような大きな地震があったと書きました。
引用:©2022「すずめの戸締り」政策委員会 新海誠本より
地震に恐怖を持っている人が見る分には、注意しましょう。
感情を大切にする人
今作ではすずめの自分勝手なことで、いろんな人が巻き込まれてしまうシーンが多いです。
個人的にはすずめの振る舞いを見て、悪気はなく、迷惑をかけるのは若気の至りだと受け入れていたので不愉快には感じられませんでした。
ですが、人の感情を重んじている人は彼女の身勝手な行動を見て、胸くそに感じてしまうかもしれません。
どうしてもすずめの戸締まりが気になる人は、「まあアニメだから」と、弁えて観るといいです。
視聴者の口コミ
次は良い口コミと悪い口コミについてまとめてみました。
良い口コミ
素晴らしい作品でした。可愛らしいタイトルで、冒頭から引き込まれる最初の記憶。ささやかな日常がどれだけかけがえのないものなのか実感しました。
作画は安定のすばらしさ、タイトルコールへの繋がり方が良い!この完成度はなかなか他の作品にはないものです。
すごくよかった!ジブリ愛が散りばめられていて、本題の「扉」でも「ハウルの動く城」を連想させられる。難解な部分もあったけど、純粋に面白く見れます!
悪い口コミ
音楽や映像に関しては素晴らしかったけど、前作の「君の名は」と「天気の子」の既視感があって残念でした。
映像が美しく、声優にも問題はありません。ストーリーの着眼点も良かったのですが、展開が甘くて内容に深みを感じませんでした。
デリケートな題材なのに、主人公の身勝手な行動とか最後は恋愛ハッピーエンドな展開が不愉快でした。
すずめの戸締りは興味深い作品!
第73回 #ベルリン国際映画祭
— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) January 23, 2023
「コンペティション部門」
映画『#すずめの戸締まり』が
㊗️正式出品決定🎊
そして!
大ヒットを記念し
すずめ・草太が描かれた
最新ビジュアルも公開✨#新海誠 監督 #原菜乃華 さんから
コメントも到着🚪https://t.co/EbnjpNOXwR
すずめ、世界に
「行ってきます!」🌏 pic.twitter.com/n0k0Prmjb2
すずめの戸締りの魅力は映像や声優などのクオリティーはもちろんのこと、ストーリーも映画をあまり見たことない人でも最後まで楽しめるような作品だったと思います。
SF要素や昭和・怜和チックなシーンと、多彩に表現されていたと思います。
今回は「地震」に関するテーマで不愉快に思われる方もいるかもしれませんが、今作を見て何か学ぶこともあるかもしれません。
すずめの戸締りが見たくなった!と思ったら、以下のリンクに貼ってあるのでぜひみて見てくださいね!