すずめの戸締りをネットフリックスや、小説でご覧になられた方、いかがだったでしょうか?
僕は疑問点がたくさんあり、最後まで納得いかないまま、見終わってしまいました。
おそらく、初めて見た方も同じような状況だったのではないかと思ってます。
そこで今回は、すずめの戸締りの難解な部分を調べ、本記事でまとめてみました。ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
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あらすじ
物語の主人公である女子高生の岩戸鈴芽(いわとすずめ)は、幼い頃に亡くした母?の夢を見た。
幻想的な夜景と広い草原の中ですずめ(幼少期)は、泣き叫びながらお母さんを探している。
目が覚めた時にはすずめは泣いていた。
その日の朝、すずめは閉じ師という青年の宗像草太(しゅうぞうそうた)と出会う。
閉じ師というのは各地で起こるミミズ(地震)を止めるための仕事である。
ある事を境に、すずめは閉じ師の手伝いすることを決め、草太と一緒に日本中を旅する。
ダイジン・サダイジンについてネタバレ・考察!
- ダイジンとサダイジンの正体
- なぜ瞬時に痩せるのか
- 草太が邪魔で椅子にした理由
- 要石になることを拒んだ理由
- ダイジンの本当の目的
視聴者の中でも一番気になっているのが、ダイジンの正体なのではないのでしょうか?
ここからはダイジンとは何者なのか、何が目的だったのか?本作のストーリーも一緒に照らし合わせながら考察していきます。
ダイジンとサダイジンの正体について
ダイジンとサダイジンの正体は元人間の閉じ師であることです。その根拠は、草太の祖父である宗像羊郎の言葉にあります。
あなたには分からんだろうが、それは人の身には望みえぬほどの誉れなのだよ。草太は不出来な弟子だったが、そうか、最後に覚悟を示したか
すずめの戸締り 小説より
人間が要石になれることを知っているようなセリフですね。
只人に関われぬことではないのだよ、全て忘れなさい
常世に行くのは普通の人ではできないこと。つまり、閉じ師でなければ常世に行けないのかもしれません。
ダイジンとサダイジンは元々人間(閉じ師)であり、当時ミミズが発現したことから代わりに要石になったのだと考察します。
ダイジンに隠された役割
ダイジンは要石の役割を果たしていましたが、裏の役割とおして幼い頃のすずめを表していたのではないかとも考えられています。
すずめは幼い頃に環さんに拾われ、彼女の元で育ちました。悪く言えば、環さんの結婚する機会や大切な時間を奪ってしまったというこです。
ダイジンも同じように、草太を要石に誘導したり、すずめの希望を奪っています。
以上のことから、ダイジンは環さんの気持ちをすずめに知ってもらうための役割だと考察します。
ダイジンの声が幼いことや、孤独な部分も彼女との共通点ですね。
キャラ弁に隠された環さんとすずめの関係性
環さんの弁当はキャラクターで彩られていて、オシャレです。そのような弁当にするのには理由があります。
すずめと環さんは本当の親子ではないため、互いに本当の愛情として受け入れられない部分があるのです。
本当の親子ではない複雑な気持ちを払拭するべく、環さんは表面的な愛情表現、つまりキャラ弁を作ることによって心の穴を埋めています。
小説版では「うまく笑えない」と記載されていたので、疑似的な愛に捉えていてあまりうれしくなかったのかもしれません。
ダイジンが落ち込んだ時に痩せるのはなぜ?
ダイジンの特性については明確な記載が為されていないものの、痩せたり健康的になったりするのは愛情や温もりだと考えます。
ダイジンは長年要石で誰からも感謝されずに、寂しさでいっぱいでした。
すずめに「うちの子になる?」と言われたときには、寂しさが払拭されたことにより健康的な姿をしたのです。
すずめが「あんたなんか嫌い!」と言い放った時には、痩せていました。
つまり、すずめに愛されたり拒絶されたりすることから、体型が変わる=愛情表現であることが分かります。
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ダイジンはなぜ草太が「邪魔」だと感じた?
人は強い寂しさを感じるとメンヘラになって独占したくなるように、ダイジンもすずめを取られたくないため、草太に「邪魔」だと言い放ったのではないのでしょうか。
草太を要石にしようとしたのも、閉じ師であり、すずめを独占する敵だと思っていたからでしょう。
ダイジンはなぜ要石になることを拒んだのか
ダイジンが要石を拒んだ理由は、”感謝不足”です。すずめがいる地域では閉じ師がいなく、要石に感謝するものはいませんでした。
だからその心寂しさから、要石の居心地が悪かったのかもしれません。
それに対し、サダイジンの目的はダイジンとは逆で、要石も戻してもらうことでした。
お久うございます。あの子についていかれますか。よろしくお頼みします。
アニメすずめの戸締り 本編より
サダイジンが要石を拒まないのは、草太の祖父である羊朗と会っていたことにより、寂しくなかったのだと考察します。
ダイジンは結局何がしたかったのか
ダイジンは最初は要石を拒んでいましたが、最後には要石になることを決意しており、何がしたかったのか分かりませんよね。
前半ではすずめとダイジンは別々で行動しており、互いの気持ちを理解するタイミングがありませんでした。
しかし、後半ではすずめと一緒に行動することが多くなり、ダイジンは彼女が想う草太への気持ちが伝わったのだと思います。
つまり、すずめの悲しい気持ちを理解したダイジンは、「すずめの子になれなかった」と彼女の気持ちを優先して最後は要石になったのです。
ストーリーに関するネタバレ・考察
- 蝶々の正体
- 恋をした理由
- すずめが常世に行けた理由
- 椅子が3本脚の理由
蝶々の正体
#すずめの質問箱📮
— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) April 5, 2024
【Q】劇中で何度も黄色い蝶々が舞っているシーンがありとても印象的なのですが、彼らにはどんな意味が込められているのですか?… pic.twitter.com/3zw4IWu0fu
本編の最初に登場した黄色の蝶々は、亡くなったすずめの母親の象徴です。
黄色のマフラーであったり、黄色の椅子が登場したのも母親を強調するためでしょう。
なぜ恋をした?
すずめはダイジンを取り戻すために、草太と日本中を回る旅をしました。共に過ごしたことにより、恋愛感情を持ったのだと考察します。
恋愛描写がある理由は草太を人間に戻すための伏線であったり、成長を描く伏線として必要だったのかもしれません。
新海誠さんの作品だということも照らし合わせて、恋愛感情を持たせたのでしょう。
すずめが常世に行けた理由
すずめが常世に行けた理由は、2つ考えられます。
- すずめが閉じ師としての才能があった
- 幼い時に常世に迷い込んだこと
なぜすずめがミミズを見たり、常世をみることができたのかは明らかになっていないので、元々才能があったのだと思います。
そして、幼い時に東日本大震災で死を身近に体験し、常世に行く感覚を身に付けているのだと思います。
つまり、閉じ師の才能+常世に行く感覚を身に付けたからこそ、最終場面では自分の生まれた場所に戻りスムーズに常世に行けたのかもしれません。
椅子が3本脚の理由
椅子が3脚なのは、大切な人を失っても生きていけるというメッセージです。
欠けた1本がお母さんであり、残りの3本は環さんとすずめと草太を表してるのだと思います。
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すずめの戸締りは意外にも深い作品だった
- ダイジンとサダイジンは元閉じ師の人間
- ダイジンはすずめ、サダイジンは環さんを表している
- ダイジンが要石を拒んだのは感謝や敬意の薄れ
- ダイジンが草太を邪魔だと感じたのはすずめが取られると思ったから
- ダイジンが要石になることを決意したのは、すずめの気持ちを優先したから
- 最初に登場した蝶々はお母さんの象徴
- すずめが恋をしたのは生きる希望を持つ伏線
- すずめが常世行けたのは閉じ師としての才能と一度迷い込んだから
- 椅子の足が3本しかなかったのは、大切な人を失っても胸張って人生を歩めるというメッセージ
すずめの戸締りの考察に関する情報を調べていて、あまりにもいろんな情報がありすぎて戸惑ってしまいました(笑)
すずめの戸締りの考察について、複数記事を書いていくので宜しければご覧ください!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!