
葬送のフリーレンに登場する黄金郷のマハトは、魔族の中でもトップクラスの人気を誇ります。
なぜマハトがここまで多くのファンから愛されているのか、かっこいい魅力についてまとめてみました。
また、黄金郷のマハト編について話がイマイチわからない人もいると思うので詳しく解説していきます。
本記事を読むことでマハトの魅力だけでなく、マハト編の全貌や魔族の特性に対する知識が深まり、より本編を楽しく見ることができるでしょう。
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マハトのプロフィール

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻92話「ヴァイゼの終焉」
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年齢 |
600歳以上 |
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種族 |
魔族 |
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所属 |
魔王軍/七崩賢/元グリュック家の使い |
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外見 |
紫色の髪の毛/二本の角/切れ長の目/毛皮のコート/貴族・軍服の衣装 |
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内面 |
非好戦的/穏やか/自発的 |
マハトの年齢

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻86話160ページ「話し合い」
マハトの年齢は現在でも明らかになっていません。
しかし、フリーレンが600年前にマハトと戦ったことがあるので、600歳以上であることは確かです。
非好戦的な魔族
マハトは大魔族の1人ですが、意味のない戦いは好みません。全知のシュラハトと南の勇者の戦いでも、興味がないことから戦闘には非協力的でした。
マハトが多くの人々を襲う凶悪な魔族になったのは、人間にしかない特別な感情に関心を持ったことがきっかけで、それを知るには多くの人々を殺す必要があったからです。
マハトがかっこいいと言われる理由や魅力を解説!

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻86話161ページ「話し合い」
ここからはマハトがかっこいいと言われる理由や魅力を解説していきます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
魔族としてのストーリーが描かれている
マハトが読者に愛される理由の1つは、彼の過去から現在まで詳しくストーリーが描かれていることです。
魔族に焦点を当てたストーリーはマハトが初めてであり、心理描写や苦悩、悲しい結末に多くの共感や感動を与えたことが読者に愛される理由でしょう。
人間を知ろうとする努力
成功するまで1つのことに集中する彼の姿も魅力的です。
マハトは人間の感情に関心を持ち、共存を望んだ数少ない魔族です。その強い想いから一時的に人間との共存を実現させました。
彼がこれまでに必死に続けてきた努力や功績に、心を動かされた人もいるのではないのでしょうか。
魔族の中では大人しくて強い
マハトは穏やかな性格で魔族の中では大人しいのですが、魔王軍の中でもトップクラスの強さです。
その強さから、余裕や威厳があり、かっこいいと感じる人が多いのだと考えます。
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戦い方がかっこいい

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 11巻100話60ページ「魔法使いの基礎」
個人的にはマハトが黄金化の魔法を使った時や大剣を振りかざして防御魔法を破った描写では痺れるほどにかっこいいと感じました。
その他にも大剣を杖に変える演出や大物のゴーレムを簡単に一蹴してしまう姿もかっこよかったです。
黄金郷のマハト編のおさらい!グリュックやデンケンとの関係は?

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻87話170~171ページ「好意」
マハト編を振り返ることで、デンケンやグリュックとの関係が分かり、ストーリーもより深く知ることができます。
黄金郷のマハト編が曖昧でイマイチわからない人のためにも、分かりやすく解説しているので、より葬送のフリーレンを好きになるきっかけとなるでしょう。
レルネンからの依頼
旅の道中、フリーレン一行は動物を介してレルネンからの個人的な依頼の手紙を受け取ります。
手紙の内容は厳密には明かされていませんが、デンケンを救って欲しいとのことです。
デンケンは50年前にマハトの手によって黄金化されてしまった城塞都市ヴァイゼを元に戻そうとしていました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻81話76ページ「黄金郷」
城塞都市ヴァイゼはデンケンの故郷でもあり、亡き妻と過ごした思い出のある場所だったので、マハトの手から救いたいと思っていたのです。
マハトと交渉をするデンケン

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻81話62ページ「黄金郷」
過去に魔法使いがマハトの脅威から世界を守るために、彼のいる城塞都市ヴァイゼを結界で封印し、閉じ込めていました。
デンケンは協力してくれたフリーレン一行と共に、マハトに会いに行きます。
マハトに会いに行く理由は戦うわけでもなく、黄金化された城塞都市を取り戻すための交渉でした。
マハトは魔族ですが、支配の石環の制限によりヴァイゼの民を殺すことはできないので、ヴァイゼの出身であるデンケンが命を脅かされることはありません。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻86話154ページ「話し合い」
デンケンはマハトが殺せないことも分かっており、戦っても太刀打ちできない相手であるため、交渉という少ない可能性にかけていたのです。
フリーレン一行はデンケンの知り合いといえど殺される可能性はあったので、戦闘になることも重々承知した上で同行していました。
マハトの解析を始めるフリーレン
マハトとの交渉は実現に至らず、デンケンとフリーレン一行はお城を後にします。
しかし、フリーレンには和平交渉以外に、黄金化を解くための解決方法がありました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻87話177ページ「好意」
それは長年培ってきた魔法の技術や知識を活かして、黄金化を解くための方法を解析することだったのです。
黄金化は人類の魔法どころか、女神の魔法ですら解明されていない呪いですが、解析により原理は分からずとも対処できる可能性があったのです。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻87話180ページ「好意」
フリーレンはいち早く黄金化を解けるようになるためにも、デンケンのこれまでの記憶を精神魔法で共有し、脳のリソースも大幅に割いて解析を始めます。
人間を知ろうとしたきっかけ
フリーレンの解析により、時は過去に遡ります。マハトは魔王の命令により、多くの人間を襲っての日常を繰り返していました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻87話184ページ「好意」
教会を襲った時、ある神父に悪意や罪悪感といった感情がないことを同情されます。
マハトはそのまま神父を殺害しますが、悪意や罪悪感という感情がなんなのか、考えるようになりました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 9巻87話187ページ「好意」
笑ったり泣いたりするのは魔族にも理解できるようですが、罪悪感や悪意といった感性はなかったので、そこから知りたいと人間に興味を持つようになったのです。
それから人間と魔族の共存を願い、そのためには悪意や罪悪感という感情を知る必要があったので、多くの人間を実験体に使って殺し始めることにしました。
悪友グリュックとの出会い

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻89話「罪悪感」
マハトは多くの人間を殺しましたが、それでも悪意や罪悪感などを知ることができず、行き詰まっていました。
いつものように人を殺していたところ、”共に長く過ごしてきた親しい人間を殺すことで罪悪感が生まれるのではないか”という仮説に辿り着きます。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻89話「罪悪感」
その親しい人間が後の悪友グリュックです。彼との出会いは城塞都市ヴァイゼへ向かう貴族を襲った時のことでした。
貴族は複数人殺され、残ったのはグリュックのみとなります。殺されかけたグリュックは猶予をもらい、マハトが求めていることを引き出すことに成功しました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻90話「グリュック」
そして、グリュックは彼を利用価値があると見なし、交渉に出ます。
交渉内容は罪悪感や悪意という感情を教える代わりに、貴族の運営放棄によって貧困化した城塞都市ヴァイゼを救うことでした。
マハトはグリュックの交渉を呑んでタッグを組み、ヴァイゼで私利私欲のために実権争いをする貴族を次々と暗殺していきます。
下克上
やがて二人の活動は功を奏し、グリュックは領主に、マハトは彼のお仕え人という関係にまで発展しました。
グリュックが領主になってからは、町も豊かになり、民から厚い信頼を受けるようにもなります。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻91話「表舞台」
マハトはこれまで人を殺すだけのつまらない人生を送っていましたが、グリュックと出会ってからは楽しげな表情をするなどちょっとした変化が見られるようになりました。
デンケンの師匠へ
ある日、グリュックがマハトに、「デンケンの師匠になって稽古を付けて欲しい」と頼みます。
デンケンはグリュックの娘のレクテューレと幼なじみであり、後の夫でもありました。
マハトはグリュックの要求をのみ、デンケンの師匠となります。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻91話「表舞台」
当時、子供だったデンケンですが、魔族が両親を殺されたことから味方であるマハトのことは信用していませんでした。
国の貢献と支配の石環

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻92話「ヴァイゼの終焉」
魔王の死後、マハトは北部高原で魔王軍の残党による襲撃があった知らせを受けます。
そして、この事件を境に他の貴族達は同じ大魔族であるマハトの力を恐れ、彼に「支配の石環」を付けるようにと命じました。
グリュックの信頼性を損ねたり、多くの民や貴族を敵に回さないためにも、マハトは支配の石環を付けることを受け入れます。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻92話「ヴァイゼの終焉」
支配の石環には「ヴァイゼの民に仕えること」「ヴァイゼの民に悪意を抱けば死ぬ」という条件が込められておりました。
マハトは支配の石環による制限と共に、生涯を過ごすこととなります。
支配の石環とは?
支配の石環とは、行動を制限するための魔道具です。
支配の石環には精神魔法すなわち相手を従わせるための命令を組み込むことができます。
そして、命令を破ったものは支配の石環が作動し、死んでしまうという効力を持ちます。
ただし、効力には限界があり、「自害する」などのような極端な命令は効かないようです。
グリュックとの別れ

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻92話「ヴァイゼの終焉」
そして数十年の時が過ぎ、グリュックは老人の姿へとなり果てていました。
そろそろ罪悪感が沸いてくる頃だと思い、マハトは仮説の検証を始めます。
「共に過ごした時間はかけがえのないものだった」とマハトは感謝を述べ、グリュックも「とても良い悪友だったよ」と返して別れを告げました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻92話「ヴァイゼの終焉」
そしてマハトはこれまでに積み上げてきたグリュックとの絆や功績を全て崩すように、城塞都市ヴァイゼもろとも黄金に変えていきます。
結局のところ、悪意や罪悪感といったものを理解することはありませんでした。
マハトの最期・グリュックとの再会
これまでのマハトの人生や戦い方を見てきたフリーレンは解析から目を覚まし、デンケンと共闘してマハトと再戦します。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻102話90ページ「相打ち」
最終的にはデンケンに隙をつかれ、マハトは戦いで敗走してしまいました。
フリーレンは長時間の解析により黄金化からの対処法を知り、戦いながらも城塞都市ヴァイゼを元に戻します。
傷口を押さえながら建物の壁をつたって歩いていたマハトの先には、悪友グリュックの姿がありました。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻102話110ページ「相打ち」
これまで黄金化されていたグリュックですが、マハトの状態を見てすぐに状況を察します。

出典:ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻102話116ページ「相打ち」
最後には二人で一服をし、グリュックが彼に共に過ごした日々が本当に楽しかったことを告げ、最期を迎えました。
この描写は感情を教えることができたかという表面的な会話に過ぎませんが、これまでのストーリーを通してどこか切なさも感じました。
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その他の関連人物
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関連人物 |
マハトとの関係・特徴 |
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グリュック |
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全知のシュラハト |
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マハトは努力家で人間に興味を持つ魔族

黄金郷のマハトのかっこいい魅力やプロフィール、ストーリーのおさらいなどをしました。
まとめると以下の通りです。
- マハトは600年以上生きる大人しい魔族
- マハトが好かれる理由は努力家で苦労が物語として描かれているから
- マハトがかっこいいと言われる理由は最強クラスで威厳があるから
- マハトは人間に寄り添っていたが、最期まで罪悪感や悪意を知ることができなかった悲しい魔族
マハトは魔族の中でも人間らしく、ストーリーでは報われない努力や悪友グリュックとの出会いから心の変化まで描かれており、読者が共感しやすい人物だったと思います。
残念ながらマハトはデンケンにより討たれてしまいましたが、彼の存在はこれからも愛され続けることでしょう。
関連記事 葬送のフリーレン 魔族
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