
葬送のフリーレンではよく、魔族の特徴について語られることがあります。
しかし、細かく設定されていることから、イマイチ理解できていない箇所もあるのではないのでしょうか。
今回は魔族とはどんな特徴があり、他の種族とは何が違うのかまとめてみました。
本記事を読むことで、魔族についての知識が深まり、より本編を楽しく見ることができるでしょう。
葬送のフリーレンにおける魔族とは?

ebookjapan|葬送のフリーレン 2巻14話136ページ「言葉を話す魔物」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
フランメ曰く、魔族とは言葉を話す魔物とのこと。人間と似た姿をしているのがほとんどで、人を殺し食らいます。
フランメが生きていた1000年以上も前から存在し、人類とは敵対関係にあります。
魔族は”人類”と区別されていない
魔族は人間と似た姿をしていますが、人類には含まれません。葬送のフリーレンでは、エルフ・ドワーフ・人間のことを”人類”と称しています。
魔族が人類に含まれない理由は、人間とは大きく異なる生態系であるからです。
姿・形が化け物と化した者や、人類とは全く異なる価値観や感性を持っていることなどが挙げられます。
作中でも、ソリテールは「人を欺くたびに心を痛めていれば、魔族はとうの昔に滅びている」と話している描写がありました。
彼女の言うとおり、魔族というのは人を欺く存在であり、人間にはとうてい理解できない真逆の価値観を持った別の生き物なのです。
魔族の身体的特徴
ここからは、魔族の身体的特徴について解説します。
基本的に角を生やしている

魔族は人間と異なり、必ず角が生えています。
これは、彼らの弱肉強食という習性や、力で上下関係を築く文化を象徴していると考えられます。
「頭角を現す」という言葉のように、魔族にとって角は力の象徴であり、ひいては力主義を表現する身体的特徴と言えるでしょう。
基本的に魔力の粒子でできている

ebookjapan|葬送のフリーレン 2巻16話158ページ「衛兵殺し」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔族は魔力の粒子で構成された個体のため、死んでしまうと粒子が飛びちって消えてしまいます。
しかし、例外に角だけが死体の一部だけ残っているのもありました。
なぜ遺体を残せる魔物もいる?
魔族の遺体の一部が残る理由は、ユーベルの魔法のようにイメージを具現化する能力が関係していると考えられます。
魔法は強力なイメージと魔力があれば、不可能を可能にできるからです。
したがって、死後に自分の体の一部を残せる魔族は、たとえ死しても、その一部を現世に留めるという強固なイメージを保っていると推測できます。
人間の特徴とはかけ離れた魔族も存在する

ebookjapan|葬送のフリーレン 8巻74話119ページ「神技のレヴォルテ」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
神技のレヴォルテのように、人間とはかけ離れた見た目をしている魔族も存在します。
魔力に敏感

ebookjapan|葬送のフリーレン 6巻57話176ページ「神技のレヴォルテ」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエの発言によると、魔族は人類よりも遥かに魔力に敏感です。
通常の魔法使いでは、どれだけ魔力を制限する修行に費やしても、魔族を欺くことは不可能とされています。
魔族は、ごくわずかな魔力の揺らぎや存在も敏感に察知できるため、フリーレンのような長寿で優秀な魔法使いでなければ、欺くことは極めて困難なのです。
人間となぜ分かり合えない?精神的特徴の違いから解説!
言葉があるのに、なぜ魔族は分かり合えないのか、疑問に思いますよね。それには、生まれ持った精神的特徴が関係しているようです。
ここからは人間と分かり合えない理由と共に、魔族の精神的特徴について解説していきます。
分かり合えない理由①:感情はあるが、罪悪感がない
魔族は泣いたり、笑ったりします。しかし、人を殺すという点においては、罪悪感がないために痛々しいとは思わないのです。

ebookjapan|葬送のフリーレン 10巻88話「ソリテール」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ソリテールが述べているように、彼らにとって人間の感情は、空を飛ぶ羽虫の気持ちを慮るのと同じくらい無意味なものです。
もし魔族が他者の痛みに心を痛めるなら、その種族はとうの昔に滅びていたでしょう。
これは、魔族が人を欺き捕食するという生態を持つ存在だからです。
人類と魔族が根本的に分かり合えないのは、言葉を話すかどうかではなく、生き物としての根本的な習性と価値観が全く異なるためなのです。
彼らは人間とは相容れない、別の生命体であると言えます。
分かり合えない理由②:愛情の欠落
魔族は孤独に生きるため、愛情というものがありません。繁殖して生命を誕生させるようですが、人間のように子育てという習慣はないようです。
魔族そのものが身体能力に特化していたり、殺し合いをなんとも思わないため、孤独でも生き続ける生態なのだと考えます。
魔族の魔法

魔族のほとんどは、魔法を使うことが多いです。その中でも、腐敗の賢老クヴァールは人生の大半を魔法の研究に費やしてきたことから、ゾルトラークを生み出しました。
ゾルトラークとは別に、「呪い」と言われる魔法があります。
- 石化
- 黄金化
- 毒
- 眠りなど
この「呪い」というのは、女神の魔法以外に対処不能(または解析に時間がかかる)であり、人類でもまだ解明されていない魔法なのです。
魔族の魔法は、呪いのように未解明のものがほとんどで、作中で解明できたのはゾルトラークと黄金化(黄金化はフリーレンのみ治せた)だけです。
ゾルトラーク「魔族を殺す魔法」を人類が解明できたのはなぜ?
ゾルトラークは魔族の魔法でありながら、人間にも具現化できたのは、「人を殺す」というイメージが人類にとっても比較的容易だったためと考えられます。
さらに、「人を殺す魔法」から「魔族を殺す魔法」へと発展したのは、人類が「魔族を殺す」という強い執着心を抱いているからです。
魔法はイメージによって具現化されるため、個人の価値観や経験がその形を決定します。
ゾルトラークが誰でも使える一般攻撃魔法として普及したのは、多くの人々が「魔族を殺したい」という共通の強い認識**を持っていたからと言えるでしょう。
魔族が喋るのは人を欺くため

ebookjapan|葬送のフリーレン 2巻14話136ページ「言葉を話す魔物」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔族が言葉を話すのは、人間のようなコミュニケーションのためではなく、欺瞞(ぎまん)を目的としています。
かつてヒンメルが逃がした幼い魔族の少女は、村長に引き取られながらも、最終的にその家族を殺害しました。
少女は村長との生活で良心を抱くことなく、ヒンメルへの殺意を募らせていたにもかかわらず、「お母さん」と呼び同情を誘いました。
これに対しフリーレンが、家族の概念もないのになぜ「お母さん」と呼ぶのかと問うと、少女は「だって殺せなくなるでしょう」と答えました。
これは、魔族の言葉が人間を欺き、捕食するための道具であることを明確に示しています。
魔族の弱点

ebookjapan|葬送のフリーレン 3巻81話95ページ「服従の天秤」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔族には主に二つの弱点があります。一つは魔力を堂々とあらわにすることです。
これにより相手に自身の魔力量を察知されやすく、アウラのように魔力の大きさに頼る魔族にとっては、戦術的に不利となります。

ebookjapan|葬送のフリーレン 11巻102話95ページ「相打ち」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
もう一つの弱点は油断です。魔族は人類を明確に下等な存在と見なしているため、その傲慢さから隙が生じやすいのです。
魔族の習性・行事

ebookjapan|葬送のフリーレン 11巻72話92ページ「将軍」(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔族には人を食い殺す習性があります。特に、魔力の大きい人間は美味しいようです。
そして、魔族では墓参りや葬式のような死者を悼む習慣はなく、英雄を祀る行事もありません。
魔族の社会性
魔族は基本的に生涯を孤独に生きるとされますが、力関係や目的の一致によって集団を形成することがあります。
かつてヒンメルの時代には、魔王が魔族の軍勢を束ねていましたが、そこには人間のような社会的なルールは存在せず、魔王の独裁的な支配が唯一の秩序となっていました。
魔族の集団は、本質的に個人間の力と利害によって成り立っているのです。
魔族の階級
魔族にも力関係による、集団を形成するため、階級が存在します。
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階級のある魔族一覧 |
階級 |
魔法・経歴 |
|---|---|---|
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魔王 |
頂点 |
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全知のシュラハト |
魔王の腹心 |
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断頭台のアウラ |
七崩賢 |
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黄金郷のマハト |
七崩賢 |
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不死なるベーゼ |
七崩賢 |
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奇跡のグラオザーム |
七崩賢 |
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玉座のハザルト |
将軍 |
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神技のレヴォルテ |
将軍 |
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電閃のシュレーク |
将軍 |
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血塗られし軍人リヴァーレ |
将軍 |
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魔族は非情で人間と敵対する存在
葬送のフリーレンにおける、魔族について解説しました。まとめると以下の通りです。
- 魔族とは言葉を話し、人を殺し食らう脅威な存在
- 魔族の生態は粒子でできている
- 角が特徴的であり、人間よりも身体能力が優れている
- 感情はあるが、罪悪感がないために人を殺す
- 魔族の魔法は「呪い」と言われるのがあり、未解明なものがほとんど
- 魔族が言葉を話すのは、人を欺き殺すため
- 魔族は力関係で、社会を形成する
エルフやドワーフよりも、魔族には細かい設定が為されています。作中ではまだ敵対関係にありますが、魔族と人類の間に何か新しい発展があれば面白いですね。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。